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014 「鎮守の森」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

東京に長く住む私にとって、武蔵野という言葉は、懐かしい響きを持ちます。
また、武蔵野といえば国木田独歩の「武蔵野」を思い出しますが、
この小説を知る人は少なくなっているかもしれません。
武蔵野という名は、現在、鉄道の路線名、市名、地名等で残ってはいますが、
武蔵野という名に愛着を持っている人はそれほど多くはないかもしれません。
私にとって、武蔵野に不可欠なものは、森であり、林であり、雑木の木立です。

その中でも、特に懐かしいのは、「鎮守の森」です。
「鎮守の森」は日本全国どこにでもあり、武蔵野に独特のものでもなく、
昔から多くの人々に愛されてきました。
いま、「鎮守の森」はどのような状況になって いるのでしょうか。


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         ▲八王子市東中野にある熊野神社の秋祭り


♪村の鎮守の 神様の 今日はめでたい 御祭日
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
朝から聞こえる 笛太鼓♪


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上の写真にあるみすぼらしい木立は、東京の日野市にある石明神社のものです。
「この神社は旧新井村の鎮守でした。と同時に、古くから土方歳三が生まれた隣の
石田村の鎮守にもなっていました。」と、日野観光協会の資料にあります。
以前は、鎮守の森にふさわしい木立であり、5年程前まではアオバズクが営巣していることで、
愛鳥家にとっては雛の巣立ちが待ち遠しい場所でもありました。
しかし、現在は木立と呼ぶには淋しい状況にあり、当然、アオバズクの姿はありません。

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低炭素社会にとって、緑の保全は必要不可欠です。
木立の持つ意義を再認識しつつ、「鎮守の森」という言葉とともに、
鎮守の森そのものも大事に残し、地域の絆ともなるお祭りも是非残したいものです。
by yellow_data_book | 2012-06-28 18:00 | 「かたち」部門

013 「プロマイド」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

プロマイドを知らない人もいるかもしれません。
テレビがあまり普及していない時代。ましてやインターネットも庶民にとっては縁のない時代。
そんな時代であった戦後から昭和の末期頃にあって、アイドルの人気のバロメータはプロマイドの売上実績であったといわれています。
そもそも、プロマイドとは何なんでしょう。
プロマイドは間違いであり、感光材料であ る臭化銀を指すブロマイドが正しいといわれます。

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そこで、プロマイドといえば浅草のマルベル堂といわれるマルベル堂のホームページを見ると次のように書かれています。

『ブロマイド』とは本来、印画紙そのものを指す言葉であり、ブロマイドはそれを元にして作られた造語となります、と。


私にとって、プロマイド以上に懐かしいも のは銀塩写真です。いま、写真といえばデジタル写真を指すようになり、その対比の言葉として銀塩写真が日の目を見るようになりました。
銀塩写真は、感光材にハロゲン化銀を使用する写真の総称で、昔は写真といえばダゲレオタイプ写真以来、銀塩写真を指していました。
デジタル写真には簡便性という意味では、銀塩写真に勝っていますが、画質では銀塩写真が勝っています。今後も是非残したい文化の一つです。

もうひとつ銀塩写真の優れている点は、3Rの優等生だということです。
少し話が難しくなりますが、銀塩写真は、ハロゲン化銀に光が当たるとその部分に格子欠陥が起こり、それを現像処理すると金属銀に還元される化学反応を利用しています。
それでは、還元されなかったハロゲン化銀は どうなるのでしょうか。定着処理の段階で可溶性の化合物となり、銀としてリサイクルされるというわけです。

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            SL写真は銀塩モノクロに限ります
by yellow_data_book | 2012-06-07 00:01 | 「かたち」部門

012 「銭湯とは何だったのか?」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

今のように、内湯がある家が少なかった昭和の時代にあって、銭湯は貴重な存在でした。
昭和20年代の東京の冬は、今のように暖かくはなく、銭湯の帰りに使ったタオルが凍ってしまった記憶が、今でも懐かしく思い出されます。

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写真にある銭湯は、江戸東京たてもの園にある「子宝湯」で、同園が発行しているパンフレットには「東京の銭湯を代表する建物です。
神社仏閣を思わせる大型の唐破風や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の格天井など贅をつくした造りとなっています。」とあります。
足立区千住元町にあったものを移築したもので、千と千尋の神隠しの油屋のモデルになったとも言われています。

銭湯は、ただお風呂に入るというだけの無機的なものではなく、年代をこえた人と人との繋がりがありました。

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上の写真は、子宝湯の内部の写真ですが、富士山の絵が懐かしいとともに、お湯の入っていない湯船で、子供たちが無邪気に遊んでいる姿を見るだけでも、銭湯の良さが伝わってきます。
人と人とのふれあいの場である銭湯は、現在、都内には約820件あるといわれています。是非残しておきたい財産だと感じます。

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入浴料金が記載された額には、
一 大人 十二歳以上 15円
一 中人 六歳以上(小学生) 12円
一 小人 五歳以下(未就学児) 6円
の表示があります。
by yellow_data_book | 2012-06-07 00:00 | 「かたち」部門

006 「総合文化だ どんど焼き」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

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どんど焼きは、東京多摩地域ではかなりの地区で行われています。
私が住む日野市でも、毎年小正月の行事として市内15か所で行われます。
そういった意味では、けっして、今すぐにイエローデータブックに登録する必要はないかもしれません。
しかし、日野市内で行われるどんど焼きには、実施主体により特徴があります。

日野市郷土資料館で行われるものは、子供たちに火種の作り方を教えることから始めます。
23年は舞いきり式、24年は火打石による方法でした。
浅川の河川敷で行われるものは、地元の消防団が実施するものです。
着火する前に、消防団が河川敷の枯れ草に放水をする、大変ユニークなもので、
他では見ることが出来ない風景です。

どんど焼きは小正月に行われる神事でしめ縄や松飾など、
神様が宿ると言われるものを焼く催事でこの時に火にあたったり、
お餅を焼いて食べたりして無病息災を願います。

本来は神社などで行われるものだがお町内などでも行われています。
日本人の心の中に神様の存在が大きかった時代の行事で子どもたちも喜んで参加したものです。
日本人本来の暮らし、地域の絆を呼び起こす催事として再考してみたいものです。
by yellow_data_book | 2012-03-01 00:06 | 「かたち」部門


3R低炭素社会検定 生活イエローデータブックの作品紹介ブログです。


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