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カテゴリ:「かたち」部門( 11 )

015 「駅舎」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

鉄道にはいろいろな楽しみ方があります。
乗る楽しみ。写真を撮る楽しみ。ダイヤを研究する楽しみ。模型を作る楽しみなどです。
そして、鉄道になくてはならない物。それは駅です。
日本全国でどれだけの数の駅があるのでしょうか?
1万以上の駅があるといわれていますが、忘れ去られた駅もあるでしょう。

駅といえば、映画や音楽でも重要な位置を占めています。
高倉健さん主演の「駅」で使われた留萌本線の終着駅、増毛駅。
さだまさしさんの「駅舎」は何処の駅なのでしょうか。

それだけ人々の生活と密接な関係のある「駅」です。
みんなに親しまれ愛されてきた「駅舎」です。
しかし、何故、簡単に壊されてしまうのでしょうか。


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     ▲明日から解体工事という前夜、 別れを惜しむ人たちが集まっていた国立駅

東京の郊外を走る中央線に「国立」という駅があります。
国立というと、由緒ある駅名のように思われがちです。
しかし、国分寺駅と立川駅の間にあるという、それだけの理由で付けられた名前です。
この駅が有名なのは、遠くから見てもすぐに分かる「三角屋根の駅舎」だからだと
いえるかもしれません。
その駅舎が、高架化に伴い平成18年の10月8日に使用が中止されてしまいました。
国立市が保存を希望しましたが、JRも東京都もこれを拒否しました。

京都の二条駅は何故壊されてしまったのでしょうか。
荘厳な寺社を思わせる駅舎でした。
現在の駅舎はとてもモダンなデザインですが、好きにはなれません。
旧駅舎は現在、京都市内にある梅小路蒸気機関車館になっていますが、
何故か淋しげです。
主役が、この建物ではなく、中で動態保存されている蒸気機関車だからでしょうか。


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     ▲玄関前で、子供が親にピースサインを送っている蒸気機関車館

 日本全国には、まだまだ沢山の貴重な駅舎が残されています。
 是非、今後も貴重な文化財として後世に残して行ってもらいたいものです。


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     ▲秘境駅として知られる、雨にけぶる飯田線「小和田」駅
by yellow_data_book | 2012-10-04 20:00 | 「かたち」部門

014 「鎮守の森」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

東京に長く住む私にとって、武蔵野という言葉は、懐かしい響きを持ちます。
また、武蔵野といえば国木田独歩の「武蔵野」を思い出しますが、
この小説を知る人は少なくなっているかもしれません。
武蔵野という名は、現在、鉄道の路線名、市名、地名等で残ってはいますが、
武蔵野という名に愛着を持っている人はそれほど多くはないかもしれません。
私にとって、武蔵野に不可欠なものは、森であり、林であり、雑木の木立です。

その中でも、特に懐かしいのは、「鎮守の森」です。
「鎮守の森」は日本全国どこにでもあり、武蔵野に独特のものでもなく、
昔から多くの人々に愛されてきました。
いま、「鎮守の森」はどのような状況になって いるのでしょうか。


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         ▲八王子市東中野にある熊野神社の秋祭り


♪村の鎮守の 神様の 今日はめでたい 御祭日
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
ドンドンヒャララ ドンヒャララ
朝から聞こえる 笛太鼓♪


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上の写真にあるみすぼらしい木立は、東京の日野市にある石明神社のものです。
「この神社は旧新井村の鎮守でした。と同時に、古くから土方歳三が生まれた隣の
石田村の鎮守にもなっていました。」と、日野観光協会の資料にあります。
以前は、鎮守の森にふさわしい木立であり、5年程前まではアオバズクが営巣していることで、
愛鳥家にとっては雛の巣立ちが待ち遠しい場所でもありました。
しかし、現在は木立と呼ぶには淋しい状況にあり、当然、アオバズクの姿はありません。

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低炭素社会にとって、緑の保全は必要不可欠です。
木立の持つ意義を再認識しつつ、「鎮守の森」という言葉とともに、
鎮守の森そのものも大事に残し、地域の絆ともなるお祭りも是非残したいものです。
by yellow_data_book | 2012-06-28 18:00 | 「かたち」部門

013 「プロマイド」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

プロマイドを知らない人もいるかもしれません。
テレビがあまり普及していない時代。ましてやインターネットも庶民にとっては縁のない時代。
そんな時代であった戦後から昭和の末期頃にあって、アイドルの人気のバロメータはプロマイドの売上実績であったといわれています。
そもそも、プロマイドとは何なんでしょう。
プロマイドは間違いであり、感光材料であ る臭化銀を指すブロマイドが正しいといわれます。

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そこで、プロマイドといえば浅草のマルベル堂といわれるマルベル堂のホームページを見ると次のように書かれています。

『ブロマイド』とは本来、印画紙そのものを指す言葉であり、ブロマイドはそれを元にして作られた造語となります、と。


私にとって、プロマイド以上に懐かしいも のは銀塩写真です。いま、写真といえばデジタル写真を指すようになり、その対比の言葉として銀塩写真が日の目を見るようになりました。
銀塩写真は、感光材にハロゲン化銀を使用する写真の総称で、昔は写真といえばダゲレオタイプ写真以来、銀塩写真を指していました。
デジタル写真には簡便性という意味では、銀塩写真に勝っていますが、画質では銀塩写真が勝っています。今後も是非残したい文化の一つです。

もうひとつ銀塩写真の優れている点は、3Rの優等生だということです。
少し話が難しくなりますが、銀塩写真は、ハロゲン化銀に光が当たるとその部分に格子欠陥が起こり、それを現像処理すると金属銀に還元される化学反応を利用しています。
それでは、還元されなかったハロゲン化銀は どうなるのでしょうか。定着処理の段階で可溶性の化合物となり、銀としてリサイクルされるというわけです。

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            SL写真は銀塩モノクロに限ります
by yellow_data_book | 2012-06-07 00:01 | 「かたち」部門

012 「銭湯とは何だったのか?」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

今のように、内湯がある家が少なかった昭和の時代にあって、銭湯は貴重な存在でした。
昭和20年代の東京の冬は、今のように暖かくはなく、銭湯の帰りに使ったタオルが凍ってしまった記憶が、今でも懐かしく思い出されます。

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写真にある銭湯は、江戸東京たてもの園にある「子宝湯」で、同園が発行しているパンフレットには「東京の銭湯を代表する建物です。
神社仏閣を思わせる大型の唐破風や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の格天井など贅をつくした造りとなっています。」とあります。
足立区千住元町にあったものを移築したもので、千と千尋の神隠しの油屋のモデルになったとも言われています。

銭湯は、ただお風呂に入るというだけの無機的なものではなく、年代をこえた人と人との繋がりがありました。

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上の写真は、子宝湯の内部の写真ですが、富士山の絵が懐かしいとともに、お湯の入っていない湯船で、子供たちが無邪気に遊んでいる姿を見るだけでも、銭湯の良さが伝わってきます。
人と人とのふれあいの場である銭湯は、現在、都内には約820件あるといわれています。是非残しておきたい財産だと感じます。

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入浴料金が記載された額には、
一 大人 十二歳以上 15円
一 中人 六歳以上(小学生) 12円
一 小人 五歳以下(未就学児) 6円
の表示があります。
by yellow_data_book | 2012-06-07 00:00 | 「かたち」部門

010 「湯たんぽ」

【兵庫県尼崎市在住 佐々木淳子さんの作品】

今は昔と違って形やデザインは違っていますが、
本来の暖かさを保つ湯たんぽは変わっていないです。
by yellow_data_book | 2012-03-07 00:04 | 「かたち」部門

008 「竹原文楽」

【岐阜県恵那市在住 石田謙蔵さんの作品】

岐阜県下呂市竹原地区に伝わる人形の糸操り文楽です。
洞岡さんという方が1人で何人もの人形を義太夫に合わせ操るすばらしいものでした。
しかし洞岡さんの死去により絶え(?)てしまいました。残念です。

岐阜県にはこれ以外に真桑文楽、半原文楽、恵那文楽、大井文楽、付知文楽などがありますが、
いずれも後継者難で不安です。
農村歌舞伎の盛んだった地域です。
養蚕、農業にまつわる年中行事も殆どなくなり、やらせでないと再現できません。
by yellow_data_book | 2012-03-07 00:02 | 「かたち」部門

006 「総合文化だ どんど焼き」

【東京都日野市在住 齋藤俊吉さんの作品】

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どんど焼きは、東京多摩地域ではかなりの地区で行われています。
私が住む日野市でも、毎年小正月の行事として市内15か所で行われます。
そういった意味では、けっして、今すぐにイエローデータブックに登録する必要はないかもしれません。
しかし、日野市内で行われるどんど焼きには、実施主体により特徴があります。

日野市郷土資料館で行われるものは、子供たちに火種の作り方を教えることから始めます。
23年は舞いきり式、24年は火打石による方法でした。
浅川の河川敷で行われるものは、地元の消防団が実施するものです。
着火する前に、消防団が河川敷の枯れ草に放水をする、大変ユニークなもので、
他では見ることが出来ない風景です。

どんど焼きは小正月に行われる神事でしめ縄や松飾など、
神様が宿ると言われるものを焼く催事でこの時に火にあたったり、
お餅を焼いて食べたりして無病息災を願います。

本来は神社などで行われるものだがお町内などでも行われています。
日本人の心の中に神様の存在が大きかった時代の行事で子どもたちも喜んで参加したものです。
日本人本来の暮らし、地域の絆を呼び起こす催事として再考してみたいものです。
by yellow_data_book | 2012-03-01 00:06 | 「かたち」部門

004 「形ある物は命ある 命ある物は最後まで」

【大阪府八尾市在住 大崎幸子さんの作品】

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私は昭和八年生まれの七十八歳。
小学校六年生のときに終戦を迎え、その後、物のない時代を通ってきました。
どんな物でも一変では捨てず、新聞紙に入ってくるチラシでも、大きい物で生ごみを包んだり、
お友達に庭の花をあげたり、裏の白いものはメモ用紙、後は子供会に。

また、若い頃に洋裁をしていたので、古い服を直してベッドカバーやコタツ布団に、
カーテンで椅子のカバーやクッションと、布地は捨てた事がなく、
趣味でパッチワークを自己流でしています。
着物もリフォームして服に。
ネクタイでスカートとベスト、かばんと、我家は再生したものばかりです。
毛糸も何回も編み直して、五十年前の糸で編み直した服を着ています。

あまり外食はせず、お店屋さんで作った物は買いません。
煮豆、ひじき等は時間が有るので全部煮物は家で。
小さな庭で野菜も作ったり、漬物もつけて、佃煮も自分で。
古くなった(つかりすぎた)キュウリの漬物と終わりかかった庭の青じその葉や花を佃煮にしたり、
人参の皮とゴボウをキンピラにしたり。

「形ある物は命ある 命ある物は最後まで」

私はどんな物でも一変で捨てた事が有りません。
もう一変形を変えても使えないかと考えて再生する事に喜びを感じています。
by yellow_data_book | 2012-03-01 00:04 | 「かたち」部門

003 「大根の千切り器」

【京都府京都市在住 細木京子さんの作品】

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夫の母親から受け継いだ、50年近く使っている木製の千切り器です。
大根や人参の千切り用に使い続け、先端がすりへっていますが使い勝手がよいのです。

冬にはあたたかいかす汁が欠かせません。
出し汁の中で大根、人参、お揚げが煮えたらたっぷりの酒粕と少々の味噌を溶かし、
ねぎのみじん切りをたっぷりと入れればできあがり。
by yellow_data_book | 2012-03-01 00:03 | 「かたち」部門

002 「焼いも鉄なべ」

【京都府京都市在住 細木京子さんの作品】

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50年ちかく前から我が家の床下に居座っている、焼きいも用鉄板なべです。
ふたの真中はガラスでできているので中のおいもの焼き具合が見えます。

冬になると出番です。ジイジ、バアバ、お父さん、お母さん、子どもたち、焼いもを口に入れると、なぜかニコニコ幸せになってしまうのです!
知人の手作りのおいもだと最高においしいです。
by yellow_data_book | 2012-03-01 00:02 | 「かたち」部門


3R低炭素社会検定 生活イエローデータブックの作品紹介ブログです。


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